30代・未経験でエンジニア転職を目指す人のために、必要なスキルやコツ、転職エージェントなどをまとめました(リスクも解説しています)。

現役Web系プログラマーでプログラミングスクールでライターも務める、れんです。
このページでは、30代未経験でエンジニア転職をするために
- 必要なスキル
- 転職成功のためのコツ
- 転職することのリスクと、それを超えるメリット
- 現役エンジニア(私)がおすすめする転職エージェント
などを書きました。
今の会社・仕事が不安でエンジニアに転職したいけど、未経験だし30代だし・・・と気にするあなたは読んでみてくださいね。
30代未経験からエンジニア転職するために必須なスキル3つ
もし私が今、エンジニア未経験だとしたら以下3つのスキルを身に着けられるように頑張ります。
- プログラミングスキル
- タスク管理スキル
- コミュニケーションスキル
ぶっちゃけたところ他にも必要な山程あるのですが、中でも大切なのがこの3つ。
ではそれぞれなぜ重要なのかを順番に書いていきたいと思います!
プログラミングスキル
エンジニアの基礎であるプログラミングスキルは必須!
ないと本当にお話になりません。
私の職場でもたまにプログラミング未経験で入社してくる方はいらっしゃるのですが、トレーニングってすごく時間も手間もかかるんです…
もちろん未経験OKで雇った会社の方針なので文句はないのですが、少しでも触ったことがある人とそうでない人とでは、絶対的に後者の方がいいです。
これが20代の大学生や新卒の子ですら思うので、30代となるとだいぶ見え方は変わってきます。
「そんなこともできないの?」レベルになってしまいかねないので、プログラミングスキルは必須です!
プログラミングスキルの入門はTechAcademyで!
プログラミングの入門であれば、TechAcademyの「無料プログラミング体験」が一押しです。
スクールのオリジナル教材でHTML・CSSといった基本言語を1週間かけて学び、しかもウェブサイトを作ることが可能です。
これが無料というのは現役エンジニアの私からしてもすごいです!
ぜひやってみてくださいね。
タスク管理スキル
当たり前のことなんですが、開発には納期があります!
ですので、きちんと間に合わせるための自己管理能力がほんとに大切だなと感じてます。
つまりタスク管理スキルですね!
また、エンジニアはひとつだけじゃなく複数のプロジェクトを同時にこなす場合がほとんど。
私もこれを書いている現在、2つのプロジェクトに関わっています。
そのため、自分の今抱えてる業務量を正確に把握し、優先順位をつけ、納期までに仕上げるスキルは必要不可欠。
早く仕事も終わりますし、多くの仕事をこなす=給料(フリーランスの場合は単価)が上がることにもなります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルもほんとうに大事で、主に2つの理由で必要です。
- 開発チーム内でのコミュニケーションに必要
- 顧客の要望を正確に把握するためにコミュニケーションが必要
エンジニアは一人でコツコツ、パソコンに向かってコードを打つだけの仕事と思われがちです。
でも実際のところ数人~数十人が開発に携わるので、チームを組んで仕事することがほとんどです。
そんなわけでチーム内でのコミュニケーションは必要不可欠。
さらに、開発は発注者(クライアント)あってのものなので、要望を正確に把握する必要があります。
私は責任者を任されることもたまにあるので、チームをまとめるときにも、顧客にヒアリングする時にも、エンジニアってコミュニケーション絶対必要じゃんと思うことばかりです。
コミュニケーション下手な人は孤立するので、仕事がすごくやりづらいと思いますよ。
これはそのとおりでして、以前は孤独なエンジニアがかっこいいと勘違いして会社でもチームの誰ともランチに行かない・雑談にも参加しないみたいなことをしていたんです。
でも孤立して辛くなり、次に転職した会社でその逆をしたらスキルも収入もアップ。
孤高は言いかえれば孤立です・・・反省です。 https://t.co/IDyZ643Ojl
— れん🐑がんばらないプログラミング教育 (@renprogramming) February 14, 2020
未経験から30代でエンジニアへの転職を成功させるコツ
次に、全くの未経験から30代でエンジニアへの転職を成功させるコツをご紹介します!
先に書いておくと以下の手順ですすめていきましょう。
では順番に書いていきます!
無料プログラミング学習で「適正チェック」を!
個人的には、プログラミングは向き不向きがはっきり分かれるものだなと思っています。
ですので、いきなり有料のサービスに課金したり、本を買ったりするのは無駄銭を使っておしまいになってしまいかねないので、やめたほうが無難!!!!
ぜったいに無料プログラミング学習をつかって向き不向きをチェックしてみましょう。
これは大きく2つの方法があり、ひとつは「progate」という無料プログラミング学習サービスを使うこと。
もうひとつは先ほどもご紹介した「TechAcademy」のプログラミング無料体験を使うことです。
progateを使う
progateでは、ウェブサイト等を作る言語(HTML・CSS・JavaScript・PHP・Rubyなど)を学べ、
- スライド形式でコードの説明→設問を繰り返して「経験値」がたまる
- 経験値がたまるとレベルアップする
というゲーム性のある無料プログラミング学習サービス。
プログラミング未経験者の方でもわかりやすく0からステップアップしていけます。
レベルアップしていくことで自分が上達している実感も持てるのでおすすめです。
ツイッターでも結構やってる人を見かけますね。
プログラミング学習165日目✨
RailsとSassの復習(..)
ちょっとアウトプットがきつくて気晴らしにProgate復習してたら…あら、こんなコースが出来たのね🙃
面白そうだから、時間あるときにちょこちょこやろうかな😍#100DaysOfCode #駆け出しエンジニア #プログラミング初心者 #CodeCamp#Progate pic.twitter.com/RwleUEd5TA— ふしみん (@9DWJfnEsg7yJ3h3) February 16, 2020
✅#progate(jQuery 学習コース 初級編)
✅早打ち英文法(否定文等)
✅筋トレ
✅有酸素運動
✅半日断食jQueryスタート
ES5?ES6も理解してないからスルーで桶
学習はスライドの模写で大丈夫!笑 pic.twitter.com/qn8w66KpJN— クロ@IT営業×Webエンジニア(仮) (@middle_survive) February 16, 2020
TechAcademyのプログラミング無料体験
もうひとつは「TechAcademy」のプログラミング無料体験です。
こちらも無料でプログラミングを勉強できるのですが、こちらのメリットは、
- 現役エンジニアから直接指導してもらえること
- 無料体験を通して簡単なウェブサイトを、実際に作れること
この2つです。
私も実際受けたことがあるのですが、無料でこのクオリティはありがたいなぁと思いました。
1週間の間、現役のエンジニアの人に質問しまくってOKですし、体験終了後にちゃんとした形が残る(ウェブサイト)のも良いですよね。
以下のボタンからすぐに予約できます(名前とメアドの入力だけでOK)。
利用したからといってこのスクールに入らなきゃいけないってわけではないので、気軽に利用してみましょう。
本格的に「開発を経験」して「実績」を作ろう!
上記のprogateやTechAcademyで
「プログラミングって面白いんだ!」
「もっと勉強してみたい」
と思った方は、次のステップに移りましょう。
何をするかといえば、エンジニアの転職に重要な「ポートフォリオ」を作成するための準備です。
ポートフォリオを作成には、ウェブサイトやアプリなどを本格的に開発することが近道。
でも、未経験者がネットや本に載ってることだけ見て開発するのはなかなか厳しいものがあります。
そこで、プログラミングスクールをうまく利用するのがおすすめです。
プログラミングスクールでは、現役エンジニアに指導してもらって開発を経験しつつ、それをポートフォリオに上手くまとめるところまで教えてくれます。
おまけに、プログラミングスクールはIT企業とのパイプが太いので、転職先の紹介までしてくれます。
各スクールが転職成功率を公開してますが、軒並み90%超えですので、これを利用しない手はありません。
※タップするとそれぞれの実績紹介ページが見れます。
ちなみに上記3つには、転職を確実に保証してくれるところ、転職成功でレッスン料が無料になるところのみ!
利用しやすいスクールばかりですので、この中から選ぶのがおすすめですよ!
30代未経験がエンジニア転職することのリスク
ここまでは転職したいという意欲を応援するための情報を書いてきました。
ただ、30代未経験からエンジニアに職種を変えるのは、それなりにリスクもありますのでその確認もしておきましょう。
- 年齢的な制限がある(未経験なら30歳まで)
- 前職より給料が下がる可能性
- 上司や先輩社員が年下
- 勤務時間が長くなる
具体的にはこの4つです。
こちらももう少し詳しく解説していきますね。
年齢的な制限がある(未経験なら30歳まで)
なんといっても年齢的な制限額は一番のリスクです。
エンジニアに限らず他の職種にもいえるのですが、基本的に未経験で雇ってくれるギリギリの年齢は30歳までです。
ツイッターでも以下のような投稿がありますね。
本日年齢に関するツイートをしたので、捕捉で書きます
エンジニア未経験は30代前半までと考えたほうがいいです。35すぎると厳しいです。なので、ポートフォリオちゃんと作って面接に行き、採用されて未経験者→経験者になることが重要です。#エンジニア初心者#未経験エンジニア#駆け出しエンジニア— にゃんでもハンプティ (@GabakuG) September 1, 2019
転職したいけどできないという状況は起こる可能性が高いことをあらかじめ肝に銘じておくと良いでしょう。
前職より給料が下がる可能性
それまでの経験や実績を買われて転職するわけではないので、給料が下がる可能性も当然あります。
ちなみにdodaに掲載中の「株式会社HRインキュベータ」の求人情報では、
- 試用期間中(3カ月)は月給20万円(一律手当含む)
- 未経験者の場合、月給は学歴・年齢を問わず一律22万円のスタートです。
とあります。これが現実ですね・・・
もし30代で一家の大黒柱だという方は要注意です。
上司や先輩社員が年下
上司や先輩社員が年下になる可能性もかなり高いです。
doda職種図鑑によれば、Webエンジニアに転職した人の平均年齢は「30.8歳」です。
割合的にも25~29歳が40%以上を占めているので、年下上司は往々にしてあることを覚悟しましょう。
- 年下の人に指示される・ダメ出しされる
- 年下の人に敬語を使う
こんな状況に耐えられない方にとってはきついかもしれません。
勤務時間が長くなる
最後に勤務時間が長くなることも覚悟しておきましょう。
IT業界は残業が多い業界として有名。中でもエンジニアは特に残業が多い職種です。
- システム障害が起こる
- 急な修正依頼が入る
等は日常茶飯事で、定時で帰れる会社はほとんどないと考えましょう。

私も先日障害対応で友人との飲み会に1時間遅れで参加しました・・・
ちなみに私の会社は割合残業は少ないですが、それでも月20時間はくだりません。
定時勤務が普通だった方にとってはつらいと感じるかもしれません。
それでも30代未経験からエンジニアに転職するメリット
それでも(転職のリスクはあるものの)私個人は30代未経験からエンジニアに転職するのは十分にメリットがあると感じます。
- 需要が高い
- 高収入が見込める
- リモートワークや週3勤務等の自由な働き方ができる
- 友人が転職して幸せになっている
具体的にはこの4つです。
こちらももう少し詳しく解説していきますね。
需要が高い
エンジニアは需要が高いです。追い風が吹いている職種です。
ちょっと古いデータですが日経ビジュアルデータでは、エンジニアの転職求人倍率はこれだけ伸びています。
(2017年12月で6.75倍です)
2020年に最大36万9000人が不足するとの予測があるエンジニア。転職求人倍率が伸び続けています。#日経ビジュアルデータhttps://t.co/cKBV65d4WN pic.twitter.com/Ptf6OZyGu0
— 日経ビジュアルデータ (@nikkeivdata) January 15, 2018
最近ではdodaの転職求人倍率データも出ていて、それによれば、2019年11月のエンジニア有効求人倍率「10.29倍」だそうです。
エンジニアの2019年11月の求人倍率が10.29でした。
2018年で最も高い数字を出したのが12月だったので、今年の12月は10.29より更に高まるのかも。(2017以前は見てない)https://t.co/F9lVt2KKek pic.twitter.com/mMcXoiOqJR— Tetsuya Ito / LAPRAS Inc. PRとその他もろもろ (@tetsuyaito_2) December 17, 2019
つまり、2017年→2019年で需要は拡大していて、今後も伸び続けることが予想されますね。
需要が高い=転職できる可能性が高いということ。挑戦する価値は十分にありますね。
高収入が見込める
需要が高いということは、収入面でも高収入が期待できるということです。
私個人の年収は500万円ほどですので、それなりに給与水準は高いかなぁと感じています。
分野や職種と、それから会社にもよりますが、恐らくエンジニアは同程度の収入は得られるでしょう。
これも一部企業の話ですが、新卒エンジニアに年収1000万円を提示する企業も出てきています。
ITエンジニアへの需要は高く、新卒の世界でも争奪戦となっています。
年収1000万待遇も、熾烈な「新卒IT人材」争奪戦https://t.co/s1PJtgf6DM#IT人材#ITエンジニア#AI
— AI領域専門の求人メディア| Symbiorise(シンビオライズ) (@creek_tech) January 22, 2020
まだまだ日本のITエンジニアはアメリカに比べて年収は低いようですが、今後正当に評価されたらもっと給与水準は高くなるのではないでしょうか。
ちなみに職場の上司も「昔はもっとエンジニアの給料って低かった」と言ってました。
少なくとも年々改善はされてきているのは間違いなさそうです。
リモートワークや週3勤務等の自由な働き方ができる
エンジニアといえば、自由な働き方ができるというイメージは強いのでは?
会社員では難しいかもしれませんが、フリーランスになればリモートワークや週3勤務みたいな働き方は実現しやすいです。
それもそのはずで、パソコンがあれば飛行機の中でも旅先でも仕事はできちゃいます。
Gitを使えば業務のやり取りは基本できますし、実際リモート可の求人でもエンジニアの求人ばかり目立ちます。
ちなみにdodaでリモートワーク可の求人を検索すると、
- エンジニア:308件
- 事務職:22件
このように14倍の差があります・・・!
友人が転職して幸せになっている
最後の理由は個人的なのですが、私の友人で30歳・未経験でエンジニア転職をした男性がいるのですが、彼が幸せになっているからです。
これは先日以下のツイートをしました。
先日、同い年の友人と飲んだのですが、彼は30歳を超えて未経験からエンジニアに転職しました。ちなみにスクールを利用したとのこと。彼いわく
・収入下がったけどプログラミングが面白いから不満はない
・スクールは批判されがちだけど俺は入ってよかったと思う
・彼女もできたとのこと。良かった😃
— れん🐑がんばらないプログラミング教育 (@renprogramming) February 17, 2020
ちなみに彼は元々営業職でした。
好きになれない商品を売らなければいけないことに消耗していて、飲みに行くたびに「やめたいけど・・・」と愚痴っていました。
その彼が、30歳という節目の年齢で転職を決意。
プログラミングスクールで学んで、転職のサポートもしてもらったとのこと。
前職に比べて残業が減った分合コンもできるようになって彼女もできたと言っていました。
身近にこういった例があるので、そういう意味でも30代未経験からエンジニア転職を目指すメリットはあるなと思います。
30代未経験からエンジニアに転職するためのおすすめ転職エージェント
先程書いたように、30代未経験からエンジニアに転職するにはプログラミングスクールを利用するのがおすすめです。
しかし、中にはスクールの手を借りずに自分で転職活動をされたい方もいらっしゃると思います。
ですので、最後にエンジニアの転職に強いおすすめの転職エージェントをご紹介しておきます。
私の経験上、すべてのエージェントさんで取り扱う案件も違えば、紹介してくれる案件も違います!
どちらも登録してがっつり検討すれば、損がないです!
Tech Stars Agent
Tech Stars Agentは、IT業界・エンジニアに特化した転職エージェントです。
運営会社は、正社員並の保証サービスを備えたフリーランス向け求人サイトMidWorksを運営している会社さんです。
早い話がエンジニアの人材サービス専門の会社さんなので、扱う案件の質も数も高いということ。
さらに、在籍するエージェントは全員がエンジニア経験のある方。
登録しておいて損はないと思いますよ!
実は私も過去にお世話になったエージェントさんです。個人的にもオススメです。
doda
次におすすめなのがdodaです。
dodaがオススメな理由は、豊富な案件数にあります。
ここまでも何度かdodaさんから情報を引用して紹介していますが、それも案件数が多く、データも豊富に取り揃っているから・・・という理由からです。
実際、未経験OKのエンジニア求人は280件以上と豊富にありますよ!
そして、経歴書などの検索や面接対策などのサポートを完全無料で、会社終わりの夜間や土曜でも利用可能。
大手ならではの手厚いサービスが受けられますので、こちらも登録推奨です。
30代・未経験からでもエンジニア転職はかないます!
結論、30代未経験からでもエンジニア転職は全然可能です。
リスクがないわけではありませんが、それ以上に転職にチャレンジするメリットはあります。
また、プログラミングスクールをうまく利用すれば無料でプログラミングを学びつつ転職まで可能ですので、賢く利用してみましょう。
実際、私の友人は30歳未経験で、スクールを使ってエンジニア転職ができましたので実現は可能!
ぜひぜひ今日から始めてみてくださいね。