プログラミング言語「Go言語」の将来性は高いのか?低いのか?
といった疑問に、現役エンジニアの私がお答えする記事を書きました。
Go言語に限らず、プログラミング言語の学習をはじめるにあたって気になるのが将来性ですよね。
結論、Go言語はとても将来性の高い言語と言えるので、おすすめの言語と言えます。
この記事では、Go言語の将来性が高いと言える理由を中心に、Go言語の特徴やできること、年収まで解説します。
Go言語の将来性は高い!4つの根拠を解説
結論、先程も書いたようにGo言語は将来性が高いプログラミング言語です。
そう言える根拠は主に4つあり、
- エンジニアが学びたいプログラミング言語ランキングで「1位」
- プログラミング言語の年収ランキングで「2位」
- 収入の伸び率が高い言語で「3位」
- Googleでの検索需要が急激に伸びている
・・・と、こんなところがあげられます。
では順番に解説していきます。
1.エンジニアが学びたいプログラミング言語ランキングで「1位」
第1に、エンジニアが「次に学びたい」と考えるプログラミング言語ランキングで1位になっていることがあげられます。
このランキングは、HackerRank社が162か国・116,648人のエンジニアの回答をもとにまとめたレポートの中の「Languages developers want to learn」です。
※出典元:https://info.hackerrank.com/rs/487-WAY-049/images/HackerRank-2020-Developer-Skills-Report.pdf
ご覧のとおり、Go言語が36.2%とダントツの人気の高さを記録しています。
実際にプログラミング言語に触れ、それを仕事にしている職業の人が「次にGo言語を学びたい」と考えているということは、あらゆる面から将来性に期待が持てることの現れです。
それは後述する年収の高さはもちろんですが、Go言語の特徴にもその期待はあるものと思われます。
これは私見も含みますが、Go言語の特徴として
- コードが書きやすい・見やすい
- 実行速度が速い
- 動作も軽い
・・・ということで、開発が楽に行えるイメージがあります。
そのため、今後どんどん開発に用いられていくであろうイメージがわき、何かしらプログラミングの経験がある人間なら割と楽に覚えられそうなイメージもあるので、期待が持たれているのかもしれません。
2.プログラミング言語の年収ランキングで「2位」
求人企業リストを提供する「HRogリスト(フロッグリスト)」によれば、Go言語は年収の高いプログラミング言語です。
以下のデータにもあるように、「2020年版プログラミング言語別年収ランキング」で2位に選ばれており、年収額は463万4384円 ~ 791万5711円と高額です。
出典元:https://hrog.net/report/career/82292/
求人件数は932件とまだまだ多くはありませんが、その状態でも現在これだけの年俸が獲得できていて、同サイトによれば「習得が比較的容易なため今後さらに需要が高まりそう」とのこと。
なにより、年俸額や求人数の増加それ自体が、Go言語の需要が年々高まっている証拠。
年収が高い言語にはさらに人気が集中することも期待できますので、将来性の高さがここからも知ることができますね。
3.収入の伸び率が高い言語で「3位」
さらに、先程紹介した資料には「Salary increase based on languages known」というランキングも存在します。
これは、要はプログラミング言語別の昇給度ランキングのことです。
この昇給度ランキングでも、Go言語は3位にランクインしています(以下データを参照してください)
※出典元:https://info.hackerrank.com/rs/487-WAY-049/images/HackerRank-2020-Developer-Skills-Report.pdf
これはGo言語が開発現場において需要が高まってきており、多くの企業で採用され始めている証拠。
日本のトレンドはアメリカに10年遅れると言われますので、今後日本でもこの流れがくると考えれば、今後10年ほどはGo言語の将来性に期待できると考えられます。
4.Googleでの検索需要が急激に伸びている
最後に検索需要の伸び率の高さです。
まず、PYPLの発表したプログラミング人気言語ランキングをご覧ください。
出典元:http://pypl.github.io/PYPL.html
これは、2020年9月と2019年9月のGoogleでどれだけ検索されたかを比較したもの。
Go言語は人気ランキングこそ13位ですが、検索の伸び率は非常に伸びていることがわかりますね。
検索されているということは、つまり、その言語の需要が高いということです。
さらに、Googleトレンドを見ても徐々に検索需要が高まっていることがわかります(以下のグラフを参照)
出典元:https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=all&geo=JP&q=Go言語
以上のようにGoogleでの検索需要が伸びているということは、Go言語に関わる人口が増加しているということ。
そのため、将来性の高さも伺いしることができる、と言えます。
Go言語の将来性が高いとはいえ、覚えれば稼げるわけではない
以上のようにGo言語の将来性は高いといえますが、Go言語を勉強すれば、誰でも稼げる・将来性が抜群だ・・・というわけではありません。
マスターしてもそれを活かせる場がないと無意味です。
Go言語を使って稼ぐためには、以下2つのことを心がけましょう。(Go言語に限った話ではなく、プログラミング全般に言えることではありますが)
- 開発現場で使われるGo言語の技術を身につける
- 能力をきちんと評価してくれる会社に就職・転職する
では順番に解説していきます。
開発現場で使われるGo言語の技術を身につける
まずはGo言語のスキルそのものの問題で、無料サイトや参考書などを読んでなぞったくらいでは、開発現場で活躍することは正直難しいです。
入ってある程度慣れればいいところもあるものの、企業が求めているのはどちらかといえば「即戦力」です。
ですので、現場で役に立つ Go言語を身につける必要があります。
おすすめは、プログラミングスクールに通いフリーランスで活躍している現役のエンジニアに教えてもらうことです。
前者のプログラミングスクールとしては、講師の評価が高い「侍エンジニア塾」や「CodeCamp」あたりがいいでしょう。
侍エンジニア塾では3年以上の実務歴のあるフリーランスエンジニアのみが講師を務め、5人ごとに合わせたカリキュラムをオリジナルで作成してくれるというメリットが。
CodeCampは現役エンジニア講師の中でも、厳しい選考を設けて通過率17%という狭き門を突破した200名上の講師がいます。
しかも、転職やフリーランスの仕事の獲得までサポートしてくれるので安心です。
レッスン料はかかりますが、仕事を確実に手に入れることができることを考えれば、ぜんぜん悪くはないでしょう。
最近ではプログラミングスクールの講師は現役エンジニアが務めるのが普通になってきてはいますか、その中でもどこを選ぶか迷ったらこの2校のどちらかにしておけばいいでしょう。
能力をきちんと評価してくれる会社に就職・転職する
もう一つ重要なのか、能力をきちんと評価してくれる会社に入るということ。
いくらプログラミングっているが優れているとはいえ、それをきちんと評価してくれる所でなければ楽しく仕事ができないですし、労働に見合った収入にもなりません。
エンジニア専門の転職エージェントやフリーランス専門のエージェントなどをうまく活用し、少しでも良い仕事を見つけましょう。
おすすめのエージェントは以下のとおりです。
この中でも会社員として転職・就職を考えている方に特にオススメなのは「Tech Stars Agent」です。
理由は私が転職するときに使ったエージェントだからです。

履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの作成などまでアドバイスしてもらい、年収+50万円を実現できたので、個人的にはおすすめです。
(現在は当時のエージェントさんが在籍しているかどうかはわかりませんが・・・)
エージェントさんに頼めば、年収や待遇面などの条件交渉も楽に進みますし、手間もかかりません。
まだ登録してないエージェントがある場合は、ぜひ面談をしてみましょう。
おまけ:Go言語を学習するメリット・デメリット
おまけで、Go言語のメリット・デメリットも書いておきます。
Go言語のメリット
Go言語のメリットはとにかくコードの書き方がシンプルなことです。
プログラミング未経験の方でも割合理解はしやすく、経験者の方なら新たに覚えるのに時間的コストはそれほどかからないはずです(独学でもいけるほど)。
また、動作が軽いこともメリットで、アメリカではすでに重宝されていて、それに伴い年収も1200万円ほど(Payscaleより引用)
Go言語のデメリット
逆にデメリットとしてあげられるのは、情報量がまだ少ないことです。
歴史の深いJavaやPythonなどの言語と比較して、そもそも言語に関する情報量が少なく、英語で書かれている文章がほとんどで、日本語にすればさらに数は絞られてしまいます。

そのため、現役のエンジニアに指導してもらうのが手っ取り早いということもあって、プログラミングスクールがおすすめ、というわけですね。
Go言語は将来性高し!時代を先取りしよう!
というわけでGo言語は将来性が高い言語。
Go言語を扱うエンジニアは現にアメリカで年収1200万円を叩き出す職業になっています!
日本ではまだ導入する企業が少ないものの、今のうちから準備しておくことで、いざその波がきたときに大きな成果を得られるはずです!
今のうちから学習して時代を先取りしましょう。